足柄駅―明神峠・三国峠・篭坂峠―山北駅(2014.4.11)←

2014年04月13日 18:55
久しぶりに御殿場線の駅までの輪行、かなり厳しいと記憶している明神峠を目指す計画とした。 ナビによる勾
配の事前調べでは、10%を越える勾配区間が5キロ近くある。 いざとなれば手押しでの対応で乗り切ることも出
来る区間距離だが、走行時の軽量化を考え、出発と終着駅を同一の足柄駅でプランした。
 今回のルート選定の背景は、40箇所近くの峠越え体験と狭いトンネルの走行体験からの愛車改良の実力検
証である。 リヤスプロケットの歯数アップグレート(28T→+32T)による登坂能力と自動点滅テールランプの安全
確保の確認が二次目的である。これまで体力的に見送ってきた山中湖手前の『連続3峠(明神峠→三国峠→篭
坂峠)』の同日走行である。
 予報は晴れと言うのに、接続駅国府津での待ち合い時は、出発姿の長袖アンダーシャツ+半袖ウェア+長袖
ジャージではとても寒く感じられ、常時携行している防寒ジャンバーを着込み 更に足にはレッグウォーマで防寒
対策をした。 車内の座席はまだ冬バージョンでポカポカで正に冬、昨日の甲府滞在で体感した25℃の初夏陽
気は信じがたく思われた。 電車が30分近く走る間に空の薄雲はみるみる消え陽が差し出してきた。 予報が当
たり暑くなりそうな気配だ。
 予定の足柄駅ではゴルファー2人と私のみが下車。 早々コインロッカーを探すもそのような近代設備は皆無
の無人駅であった。小生の準備ルーチンの『分解型輪行可搬装置』を分解し『サドルバッグ』に収納し共に3峠を
走行することを覚悟した。
 10キロ近くまでは1~3%勾配で楽な走行で、山道に入るや、直ぐに14~23%で、以前の28Tでの連続走行は
7,8%勾配が限度であったが、驚いたことに今回(32T)は14,5%勾配の4,50m~100m程の区間登坂が可能になり大
変な驚きであった。
 最初の峠は明神峠、これを過ぎると日陰にはまだ残雪が多く見られ、峠越えの満足感に浸ることができた。三
国峠までの2キロ高度差100m(平均5%)は32T化のお陰で”亀の子走行”で周囲の山並みにも目を投じられてとても
楽しい山岳ツアーができた。
 帰路の電車内で珍しい体験をした。
突然「あのう 自転車の搬送のキャリアはどこで購入できるのでしょうか?   」30前後のお嬢さんに話しかけられ
た。 60前後に思えるお母様と二人連れでした。 「作ったのです」との応答に。 「二人でそうかなぁと話してい
たのですが。 実は、朝もご一緒の電車でした。朝も気になったのですが~。帰りも一緒になったから聞いてみ
ようと娘が~。 実は娘と折り畳み自転車を買ったのですが持ち運びが大変なので、この様な便利な物があった
ら・・・」。お二人が下車される迄の15分程、輪行のお話に花が咲きました。 帰り際には、娘さんが「頑張って
作ってみようか 」と。
下車される時にはお母様から「続きは又お会いしました時に」。
偶然過ぎる出会いで楽しい会話が出来ましたことに感謝です。