茅野駅ー杖突峠（1380m）・千代田湖ー茅野駅：（2015.8.23）←

およそ30年前にファミリーキャンプで訪れた千代田湖へ。

青春18切符で行動可能な範囲と考えている片道4､5時間のエリアの地図を眺めていると 千代田湖 が目に飛び込んできた。茅野駅から南西にある杖突峠を経て。その峠も目標として手頃な標高の1,380mである。

茅野駅に降り立つのは２度目であり、コインロッカーの所在場所も把握できており、出発の準備も短い時間で完了した。

峠の最高地点の少し手前には数件の店が休息場所を構え、中の１つ見晴らし台のあるカフェで休息することにした。　店お勧めのチーズパンを頬張りながら、果汁たっぷりのりんごジュースをゴクリとさせ、諏訪湖を左の遠景に諏訪、茅野の町並みをまるでグライダーからでも眺めている様な絶景に30分近く体を休めた。

その店の四十前後と思える女主人に「図々しいお願いですが、ボトルに水を頂きたいのですが」と伝えると、「かしこまりました」と右手を頭の横にかざし敬礼姿をして快諾をしてくれた。

休息所から一上りし、緩やかに１キロ程下ると、旧道に直角にぶつかりそこは湖畔の懐かしい道だった。

以前は森にたたずむ小さな湖であったが、空からの恵みが多かった為か湖面は２周りも３周りも成長し、当時のテント設営場所は湖水に隠れてしまっていた。　他はほぼ昔のままで
懐かしさに浸った。誰も来そうにも無い場所で、陽を浴びながら汗で重くなったウェアを脱ぎ、バッグの中で少し暖かくなった着替用ウェアに着替え爽快な気持ちで帰路に着いた。