作業時間”10分”の追求 ←
2013年07月24日 13:50
『ユニット分解型自転車可搬装置』を用いた『輪行』も本年は18度目になり、そして昨年完成以降、出掛ける度に
適用した改良も大小含めてこれで24回目になります。
今般のスタート駅(銚子駅)で、『輪行移送状態からサイクル出発可能な状態とする迄の段取り時間』を再検
証してみたくなりました。
ストップウォッチをスタートし、慣れたと自負する脳裏に浮かぶ手順にて、特段ハイペースを意識することも無
くセットアップを進め、ナビモードGo迄の時間は、丁度11分でした。 「まあ こんなものだ」と実力を認識するも、
当初描いた”10分”以内に終えることが出来ず、しっくりしないものがありました。
帰路の電車内で、セットアップ段取りで無駄時間を生じている工程を思い起こし、携帯電話のメモに記録しま
した。 そこで洗い出した問題点は5つ。 帰宅後、一つ一つに付いて更なる改良策を検討し適用したので、そ
の内容に付きましてご報告致します。
セットアップ段取り”もっと短い時間で”と 日頃から意識される方にはきっと参考になると思います。
①作業空間を広くする:後輪キャスター台座をタイヤに固定するのに無駄時間がある。
⇒タイヤ受け台(左側タイヤ)の”ワイヤー”を掛けるスペースが車輪間に挟まれた空間で、手が入り難く”ワイ
ヤー”を相手側の”C字形状フック”に掛ける作業性が悪い。⇒タイヤ受け台(左側タイヤ)をタイヤに対して水平
方向180度回転し、”ワイヤー”をタイヤの左側に配置し、作業スペースを広くした。 検証にてワイヤー引掛け
作業性を改善した。(10秒程短縮)
②スペース効率を考慮した整然収納:サドルバッグへキャスターパーツを収納するのに手間取る⇒前キャスタ
ー組立も完全に分割し、6ユニットとし、収納手順を再考し適正収納化を実施 空きスペースも確保された。
(15~20秒短縮)
③一次(分割)収納を再考:輪行カバーをポシェットケースに収納するのに折畳みあるいは押し込み収納で結構
時間を費やしている。⇒ポシェットケースへの”一次収納”を止める為に、キャスター収納後の空きスペースに、
輪行カバーを4つ折で段押し込みする”まとめ収納方法”とした。(約30秒短縮)
④分割収納からまとめ収納へ:輪行ケースをサドルバッグのゴムバンドに対して最適固定位置にするのに手間
取る。⇒輪行カバーをサドルバッグに収納したことで、本問題は間接的に解決された。(5秒短縮)
⑤まとめ収納から分割収納へ:走行時に工具バッグの自転車への固定位置が難しく、固定するのに手間取り
無駄時間を発生。⇒パンク修理部材と工具類に分け、フロントバッグの前ポケットと本体に分けて”分割収
納”、工具バッグを廃止し軽量化(10~15秒短縮)
なお、付帯効果として、輪行カバーの収納用ポシェットケースと布製工具バッグの携行を廃止することが出来
ました。 軽量化実現(150g)
全体でほぼ1分程度は短縮され、いよいよ安定的に作業時間”10分”が達成できるものと思われ、次回
(7/26予定)再度検証をするつもりです。