『輪行段取り10分』の"最後"の取り組みレポート←

2013年08月14日 13:48
『走行状態から輪行袋に収納する場合の工程』と、その逆の『輪行搬送状態から走行可能な状態にする迄の
工程』の『10分以内のセットアップ完了』の実現を目指して、これまでのほぼ1年間で、出掛ける度に、問題点や
課題に直面しては、実に多くの改良を実施してきました。 これでもう最後か と思いながらも最適な締結手段
を探しては取り換え、マジックベルト、マジックバンド、ラチェットバックル、ワイヤーとワイヤーストッパーやナイ
ロンロープと達磨ストッパー等、また外したハンドルやペダルを保持する場所(位置)を変えたり、専用の輪行袋
を製作し個別収納にしたり、逆に一次収納を廃止して統合収納方法にしたり等々です。
その成果として、最近は特段に急ぐ意識も持たずに、安定して10分以内でセットアップを完了することが出来る
様になり、その実力を正確に計測してみることにしました。
 先日の『青春18キップ利用輪行第3回』のスタート地点の甲府駅前のタクシー乗り場前広場までゴロゴロと引
き、ストップウォッチのボタンを押しました。 その実力は自分でも驚きの8分5秒でした。ヘルメットもかぶり、ナビ
モードも現在地スタートで設定した"状態までを完了"としてのことです。
しかしながら、未だ無駄時間がありました。
 それは、フレーム折り畳み時に外す『ノブ付ねじ』の収納場所を、前回まで『ペダル取付穴』に嵌め込み保持し
ていましたが、サドルの上方から手を伸ばして着脱すること、そしてペダルを『ペダル取付穴』から外す作業で
は、両手を使用する制約がありましたので、これらの問題を解決する為に、『ノブ付ねじ』をフレーム固定部のネ
ジ部近傍に確保するのがベストと考え、『ノブ付ねじ』をフレーム固定部の近くに保持することを考えました。
 その方法は、ノブキャップの中央に釣り糸の一方を回転自在に取り付け、釣り糸の他方をフレームの固定部
ねじ部の近くにねじで固定しました。  残念ながら、この方法は思う様には行かず、『ノブ付ねじ』をフレーム穴
部に挿入してねじ込む際に、ノブから延びる釣り糸がネジ部に絡まり、ねじ込む作業は従来より遅くなってしま
いました。
 この問題を解決すべく再考し、・締め易さから『ノブ付ねじ』は単品のままで。 ・『ノブ付ねじ』はフレーム固定
部の近くに保持すべき を条件として、ネジ外形に見合いのスプリング内径で確保する方法、又はネジ外形に
見合いの内径のビニチューブで確保する方法を思案、このスプリング或いはビニチューブをフレームに固定す
る案の実現化を図ることにしました。 近くの大工道具量販店で入手出来た『ビニチューブ』を用いて保持する
方法としました。(写真参照) 
そして再度計測した結果は、・・・
『青春18きっぷ輪行 第4回』にて計測 7分20秒でした。 確実に10分を切れる様になりましたので、この改善を
以て、自分に科した『輪行段どり時間短縮化』のゲームの最終ゴールと致します。
短時間セットアップを実現できた5つのポイント:
 1)工具は使用しない。
  ・ハンドルステム部
  ・フレーム固定部
  ・ペダル
 2)ネジ、ベルト等の締結用部品は部品ケースや収納バッグに収納しない。
  ・Lレンチ
  ・フレーム固定ねじ
  ・輪行袋
 3)ワンタッチ固定(リリース)の徹底。
  ・フロントバッグ
  ・サドルバッグ
  ・ハンドルステム
  ・ペダル
 4)パーツの固定は縁当て位置決め。(無調整化)
  ・ハンドルステムに対するハンドルの円周方向位置
  ・フレームに対するハンドルステムの高さ位置
  ・フレームに対するサドル高さ位置
  ・サドルに対するサドルバッグ取付位置
 5)一括集中収納
  ・輪行袋内に、自転車本体、サドルバッグ(*)、ヘルメット。
  *)輪行搬送用『ユニット分解型自転車搬送装置』の分割6ユニットと輪行袋